幸水梨は満開から115日程度、豊水梨は同じく135日程度で収穫期を迎えます。

 収穫時期のほ場の様子です。収穫作業は果皮の色を見ながら手でもぎますが、上に持ち上げると簡単に樹から外れます。右手に持っているハサミは果梗(かこう・・樹につながっている軸)を短く切るために持っています。この果梗を切らないと他の梨の果皮を傷つけてしまうのです。


 さて、生産者はたわわに実った梨の中から、収穫する梨をどのように選ぶのでしょうか?

 実は、栃木県の梨生産者は消費者に食べごろの梨を提供するため、収穫する目安(基準)を揃えています。毎年、品種ごとにカラーチャート(原色規格表)を作り、そのチャートのどの色で収穫するかを決めて、その基準を守って収穫している、という訳です。






 収穫基準は県内の生産者の代表や農協の担当者が集まる「統一目揃会」で決められます。今年の目揃会は出荷が始まる前の8月2日に開催され、基準がチャートの1.5に決定されました。



 収穫時間は決まっているの?

 収穫作業は午前中に行っています。なぜ午前中なのでしょうか?
 日中の温度が高い時間帯に収穫すると梨の果肉の温度が上がってしまうので、午前中の作業が基本です。また相場部会長のお話によると、午後は太陽光線の関係で梨の表面が赤みがかって見え、色の判断が難しくなるので午前中が最適ということです。
 


 収穫後の作業

 収穫された梨は重さや形などで選別し、3L(28玉)、2L(32玉)、L(36玉)など大きさごとに箱詰めされます。最近は外観では判別できない甘さなどを計測する光センサーを備えた選果場も整備されつつあり、そこでは糖度や熟度など内部品質も含めて選別するところも増えてきています。
 栃木県では、この美味しい梨を生産し消費者に届ける取り組みを支援するため、「品質認証」を制度化し、県内の産地と協力しながら進めています。
(詳しくはホームページの糖度認証の取り組みをご覧下さい)