食品としてビタミンAやCに加え、リコピンやカロチンを多く含み、サラダや加工用にも使われ健康野菜として人気の高いトマト。原産地はアンデス山脈の高冷地帯で、雨の少ない乾燥した地方がふるさとですが、日本ではハウスで栽培されているため、1年中収穫することができます。トマトはその収穫時期によって、冬春トマト、夏冬トマト、抑制トマト、越冬トマトと呼ばれています。

栃木県では、2月から6月頃が収穫時期の冬春トマトが中心で、「桃太郎」や「マイロック」という品種が中心です。

トマト作り20年、大田原市の藤田さん。
美味しいトマトの味を維持しつつ、収量を上げることに一番気を付けているということですが、水や温度管理などで微妙な加減が難しいとのことです。
現在、藤田さんはトマトの苗作りをしているところです。
トマトの苗は、病気に強い品種の台木に、味のよい品種の穂木を接ぎ木して作られます。そうすることにより、病気に強い美味しいトマトを作ることができるからです。
接ぎ木作業は下になる台木を斜めにカットし、同じようにカットされた穂木と合わせてクリップで固定していきます。苗木の1本1本はすべてこのような手作業で行われていきます。細かくて手間のかかる作業ですが、美味しいトマトを作るためには、とても大切な作業なんです。1日一人で700本位作ることができます。10aあたり2100本位の苗を植えるので、藤田さん宅では、年間8000本位の苗が必要になります。接ぎ木された苗は、3日位で切り口が活着し、3週間位かけて定植できる苗に育てます。